盛り土の災害対策工事
Question
今年も台風等で多くの被災者が出ました。
特に地すべりや液状化はとても怖いです。
事前の対策はあるのでしょうか?
Answer
◆台風19号の被害
連日、台風19号の被害が報じられています。
記録的豪雨で各地に浸水や土砂崩れが発生し、
また多くの河川が氾濫している模様です。
多数の死者、行方不明者、負傷者が出て、
甚大な被害をもたらしています。
実に痛ましい事態です。
◆事後の復興支援策と事前の災害防止策
毎年のように発生する災害を見るにつけ、
被害地の復興支援策ももちろん大切ですが、
事前の災害防止策をもっと拡充してほしいと
感じずにはおれません。
そんな中、気になるニュースを見つけました。
◆盛り土の災害対策 補助率引き上げへ
今回の台風が来る前に出たニュースです。
これより前に、こんなニュースもありました。
要は、災害発生前の対策補助政策はあっても、
実際はあまり使われていなかったので、
どうしても被災後の復旧が中心になっている
ということのようです。
そこで補助率を大幅に引き上げるなどして、
事前の防災工事をもっと増やそうという
国交省の方針を紹介しています。
◆平地でも地盤崩壊はあり得る
ここで注目したいのが、盛土造成地の被害に
地すべりに加え「液状化」も挙げられている点です。
以前にピンポイント液状化をご紹介しました。
この記事でもご紹介したように、
がけ地以外の土地でも、場所によっては、
地すべりや液状化などは起こり得ます。
記事にあった対策工事補助率引き上げは、
もう少し待たないといけないでしょう。
ただ、自治体により内容は違いますが、
現在でも制度自体は存在します。
まずはご自分の敷地がどういう状態なのか、
一度調べてみてはいかがでしょうか。